デジタル(電子媒体)による広告、紙による広告
デジタル技術の進歩やインターネットの普及により様々なものがデジタル化され、広告についても同様にデジタル化が進んでいます。
デジタルによる広告には、インターネットにみられるバナー広告や検索結果で上位に表示されるリスティング広告、メールによる広告、ソーシャルメディア広告、デジタルサイネージなど、その他にも色々ありますが、紙の広告に比べ更新性に優れ、不特定多数に対して広告を打つには紙の広告よりも費用が抑えられます。また、不特定多数に対してだけでなくインターネットの閲覧履歴を元にその人の興味がありそうな広告を表示させる方法などもあります。
そして、広告方法によってはデータとして分析しやすいなどのメリットがあります。紙の広告でも陳列や配布するエリアを絞るなど工夫をして分析することは可能ですが、詳細な分析はデジタルの方が優れていると思われます。
しかし、デジタルでは検索などのアクションが必要な場合が多く、一度問合せや閲覧があったなどの興味がある人へのアプローチとなるので、その分広告に対しての反応が良かったりしますが、まず認知してもらって興味を持って貰うところからの広告と考えると印刷物の方が注意を惹くという点では向いていると考えられます。
また、紙には並べて見比べられる一覧性や、デザインや用紙・仕様などを工夫して興味を持ってもらえれば、保存性が高いのも印刷物の特徴としてあります。デジタル情報では、他の新しい情報に埋没しやすい点もあります。
アメリカでは、新聞をはじめ様々な媒体のデジタル化が日本より進んでいますが、「紙」そのものの価値や評価が年々下がっているかというとそうではなく、一部の印刷物では価値が見直されています。
デジタルと紙でどちらが優れているということではなく、それぞれの良いところを両立する仕組み作りやターゲット・内容にあった広告方法を行なうのが一番だと思います。
もし、お困りごとがございましたら、何なりとご相談ください。